徳島・勝浦町 新種か?恐竜の歯の化石発見
- 2024年03月21日

恐竜の化石が発掘されることで知られる勝浦町。
3月15日、今年度の発掘調査の結果が発表され、見つかった化石が公開されました。
その中には発掘当初、偶然NHKのカメラがとらえたものも!?
新種かもしれない?

勝浦町には、「ボーン・ベッド」と呼ばれる、恐竜の化石を数多く含む地層があり、およそ1億3000万年前の白亜紀前期にまでさかのぼる、国内でも最古級のものとされています。

徳島県立博物館では、3月15日に去年10月から12月にかけて行われた発掘調査の結果が公開されました。

これが新たに見つかった恐竜の化石。
獣脚類と呼ばれる肉食恐竜の仲間の歯の化石が2点と、ティタノサウルス形類と呼ばれる大型の草食恐竜の仲間の歯の化石1点です。
このうち、獣脚類という肉食恐竜の仲間の歯は、国内で見つかった化石の中でも非常に珍しい形をしているといいます。

徳島県立博物館 学芸員 小布施彰太さん
「全体的に細長く湾曲したカーブがとても強い。令和元年に見つかったものと形として明らかに異なる。別のグループの恐竜かもしれない。」

福井県立恐竜博物館 名誉顧問 東洋一さん
「日本国内でもこの形のタイプは見つかっていない。中国などでも記憶にない。今後、曲がった歯を研究すると、おもしろい結果が出るかもしれない。」
今回、見つかった化石が新種のものという可能性があるとのことで、今後の研究が楽しみですね。
見つかった化石の中には…

今回の発表会では、下境アナウンサーもお邪魔していました。
その理由が、今回見つかった大型の草食恐竜の歯の化石。

実はこの化石、偶然NHKのカメラが発掘現場で撮影していた時に見つかったものでした。
というのも去年12月に放送した「あわとく」。
勝浦町の恐竜について、NHKが製作した恐竜のCGをふんだんに使って放送しました。

その撮影で、勝浦町で行われている、「小割(こわり)」と呼ばれる、ボーン・ベッドの石を細かく調査する現場に下境アナがお邪魔し、細かく細かく石を割り、化石を探す作業を体験させてもらいました。

そしてこの日に恐竜の歯の可能性があるものを発見。

その後、博物館で調査した結果、本当に大型の草食恐竜、ティタノサウルス形類の歯の化石だということがわかったんです。

徳島県立博物館 学芸員 辻野泰之さん
「あのときは、『恐竜かも』でしたが、間違いなく恐竜でした。ボーンベッドの中には、まだまだ化石が眠ってる。今後ももっと見つかると期待しています。」
今回発表された恐竜の化石は、5月12日まで県立博物館で一般公開されています。
県立博物館などは、新種の可能性があるとみて、今後、さらに調査を進めることにしています。







